3. 社会保険料の負担割合は増加傾向
財務省が公表している「国民負担率」によると、2023年の社会保険料の負担率は、所得全体の18.6%でした。
過去50年と比較した場合の負担率は、以下のとおりです。
- 1973年:5.9%
- 1983年:9.7%
- 1993年:11.5%
- 2003年:13.6%
- 2013年:16.8%
- 2023年:18.6%
以上から、社会保険料の負担率は徐々に増加しています。
4. まとめにかえて
国民健康保険料は自治体ごとに異なり、所得に応じて高くなります。
総所得金額500万円の場合、新宿区では月額が5万8825円になるとわかりました。
ただし、実際には10回にわけて支払うため、1回あたりの負担額はもっと大きくなるでしょう。
厚生労働省は、都道府県の保険料水準を統一できないか検討しています。
今後、保険料率がどのようになるか注視しましょう。
参考資料
- 財務省「国民負担率(対国民所得比)の推移」
- 厚生労働省「保険料水準統一加速化プラン (第2版)」
- 東京都新宿区「令和6年度 国民健康保険料 概算早見表(総所得金額等)」
- 杉並区「国民健康保険料の計算方法」
川辺 拓也