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(初公開日:2024年6月25日)

2024年度の年金額が2.7%の増額改定となります。年金支給は2か月ごとなので、次回の支給は8月15日まで空いてしまいます。

物価上昇率には負ける増額率ですが、今年に限っては定額減税もあるということで、手取りが上がったというシニアが多いのではないでしょうか。

一方で現役世代の方は、そんな年金額についてあまり知らないという方も多いです。

ほとんどの人が保険料を払い、いつかは受給する立場となる年金。にも関わらず、制度の複雑さもあいまって敬遠される話題でもあります。

そこで今回は、60歳~89歳の年金平均月額を「国民年金と厚生年金」にわけて1歳刻みで紹介します。

そこで年金に興味を持たれた方に対し、「自分の年金見込み額」の調べ方も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

【注目記事】岸田首相、年金生活世帯への追加給付金を検討【70歳代】一般的な夫婦世帯の「貯蓄額・年金額・生活費」から年金暮らしを知る!

1. 2024年度の年金は2.7%の増額。2回目の支給は8月15日(木)

2024年の年金は2.7%の増額改定となりました。「いわゆる一般家庭」はいくらになったのでしょうか。

1.1 いわゆる一般家庭のモデル年金

【写真1枚目/全7枚】2024年度の年金額の例。次の写真で1歳刻みの受給額をチェック

2024年度の年金額の例

出所:厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」をもとにLIMO編集部作成

国民年金は満額で6万8000円、厚生年金は23万483円となっていますね。

厚生年金の金額については、一般的な夫婦の2人分の合計額になっています。もっと詳細に条件を見ると、”平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で 40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」”での試算結果です。

「なんとなく夫婦で23万円くらいもらえるのか」と思っていた方は、違和感を持ったかもしれません。年収や夫婦の働き方はそれぞれ違うので、あてはまらないことも多いですよね。

そこで、現役時代の収入ごとの「夫婦の年金例」も見ておきましょう。