3. 世帯年収1000万円以上の生活費は?
総務省統計局が2024年2月6日に調査した「家計調査(家計収支編)」によると、世帯年収1000万円以上の家庭における支出は、月40万円を超えていました。
- 1000万円以上1250万円未満:40万1095円
- 1250万円以上1500万円未満:45万9341円
- 1500万円以上:54万5687円
世帯年収が1000万円を超えると、生活水準を上げてしまいがちです。
しかし、年収が増えると所得税や住民税の課税額も重くなるので、無理のない生活水準をキープする必要があります。
ライフプランやキャッシュフローを活用して、収入と支出のバランスに問題がないか確認しましょう。
4. 10世帯に1世帯は世帯年収1000万円を超え
年収1000万円以上の人の割合と、世帯年収1000万円以上の世帯の割合や手取りを比較して解説しました。
世帯年収1000万円以上の世帯の割合は、およそ10%となっています。
年収1000万円以上の人の割合と比べると、約2倍の結果となりました。
冒頭で説明した賃金の伸び率が増加していることもあり、世帯年収1000万円を超える人の割合は今後増える可能性があります。
しかし、実質賃金は過去最長の26ヵ月連続マイナスとなり、まだ物価の伸びに賃金が追いついていない状況です。
今後、賃金がどのような推移をたどるのか、引き続き注目が集まります。
参考資料
川辺 拓也