2. 電気代の仕組み:「燃料費調整制度」ってどんな制度?

電気代は基本料金と電力料金、再エネ賦課金などで構成されています。

「燃料費調整制度」は、電気をつくるために必要な燃料(原油・LNG・石炭)の価格変動に応じて、電気料金を調整する仕組みです。

つまり、発電コストが上昇するほど、使用者(家庭や企業)の電気代負担が重くなる傾向があります。

昨今、電気代が高騰している大きな要因は原材料価格の高騰や円安などの影響による発電コストの上昇です。

国際情勢や為替は一般家庭ではコントロールできない以上、電気代を抑えたい場合は使用電力を減らすための努力を行う必要があります。

現状で「酷暑乗り切り緊急支援」は一時的な支援に過ぎない以上、一般家庭においても節電の意識を高めることが重要になるでしょう。

2024年6月21日の記者会見にて、岸田首相は酷暑乗り切り緊急支援のほか、年金世帯や低所得者世帯を対象にした追加の給付金を支給を検討する旨をコメントしています。

次章で詳しく解説します。