2. 70歳代で貯蓄「2000〜3000万円」を達成する割合は?
老後2000万円問題を皮切りに、夫婦で老後資金として2000万円を目標にする人が増えました。
老後を迎えた全員について2000万円が必要になるとはいえませんが、参考までに70歳代・二人以上世帯の中で「貯蓄2000〜3000万円未満」の人はどれくらいいるのか確認してみましょう。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」から、70歳代・二人以上世帯(金融資産を保有していない世帯を含む)の貯蓄事情を見てみます。
2.1 【70歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000〜3000万円未満の割合
- 7.4%
2.2 【70歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円以上の割合
- 27.1%
2.3 【70歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1757万円
- 中央値:700万円
貯蓄2000万円〜3000万円未満は7.4%、貯蓄2000万円以上は27.1%いるという結果でした。
一方で、「貯蓄ゼロ」という世帯が全体の19.2%います。
貯蓄額の平均値や中央値について、0に引っ張られて低めに出ている可能性があるため、次に「貯蓄保有世帯」に限定して確認してみましょう。