5. 将来の年金生活への備え

ここからは、現役世代が将来の年金生活に備えて老後資金づくりを始める際に大事なことについて解説していきます。ぜひ参考にしていただけると幸いです。

5.1 これから起こるライフイベントにかかる費用を明確にする

老後資金にしろ教育・住宅資金にしろ、何かお金を準備する場合は「具体的にいつまでにいくら必要か」を明確にすることが大事です。

今から何年後にいくら必要かが分かれば、その資金を準備するのに毎月どのくらいお金を貯めていけばいいか?やどういう方法で準備すべきか具体的に計画を立てることができます。

例えば、大学進学に際した教育費であれば子どもの誕生から18年後におよそ400~500万円ほどの準備が必要と言われています。

また、教育費は準備しておく時期がはっきり決まっているため、元本保証がなくリスクの高い投資で準備するのは適していません。

必ずお金を貯めていける預金で準備をするのが適切でしょう。

以上のように、明確な目標を立てることができればより詳細に必要資金を準備する方法を考えることができます。

現役世代の方たちは、老後資金を準備する際も「いつまでにいくら貯めたいのか」という明確な目標を立てたうえで資金準備を始めてみた方が良いかもしれませんね。

参考資料

鶴田 綾