4. ねんきん定期便やねんきんネットを活用してみて
ねんきん定期便やねんきんネットは、毎年1回、日本年金機構から郵送される書類で、これまでの年金の加入履歴や将来受け取る年金額の見込みなどが記載されています。
まず、ねんきん定期便を受け取ったら、加入期間や納付額が正確に記載されているかどうかをチェックすることが大切です。
また、資料に記載されている将来の年金見込み額を参考にしてみてください。
年金見込み額は、退職後の生活費や医療費などを計画する際の基準となります。
年金だけでは生活が厳しい場合は、貯蓄や投資、副業などの方法で補完する計画を立てることも検討しましょう。
さらに、ねんきん定期便を利用して、将来の年金受給開始年齢を見直すこともできます。
受給開始を遅らせる「繰下げ受給」では、年金の受給開始年齢を標準の65歳からさらに遅らせることができます。
繰下げ増額率早見表

出所:日本年金機構「年金の繰下げ受給」
繰下げ受給を選択すると、受給開始を遅らせた月数に応じて年金額が増加し、具体的には、受給開始を1ヶ月遅らせるごとに年金額が0.7%増額されます。
最大で75歳まで繰下げることが可能で、その場合、年金額は最大42%増える計算となります。
ねんきん定期便やねんきんネットを有効活用することで、将来の安心な生活に向けた計画を立てることができるでしょう。
著者
一種外務員資格(証券外務員一種)、保険募集人資格などを保有。福岡女学院大学人文学部英語学科卒業後、日本郵便株式会社にてリテール営業に従事。投資信託や生命保険の販売では商品分析を得意とし、豊富な商品知識を持つ。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、Instagramを中心に、SNSにて資産運用のはじめ方や資産形成のコツについて積極的に情報発信をしている。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。はたらく世代のお金の悩みに徹底的に寄り添う姿勢で顧客からの信頼も厚く、Yahoo!ニュース経済カテゴリーでアクセスランキング1位なども達成。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事した。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2025年8月25日更新)