4. 【厚生年金】月15万円と思っていたら「30万円」振り込まれた!使っていいの?
冒頭で触れたように、「現役時代にもらっていたお給料のように、毎月年金が振り込まれるだろう」と思っていると、意外なハプニングが起こります。
公的年金の支給は毎月ではなく「隔月」。偶数月の15日(※)に、前月までの2カ月分が振り込まれるのです。
そのため厚生年金が手取りで「月15万円」のつもりでいた人が、年金支給日に通帳を記帳したら振込額が「30万円」で驚いてしまった、といったケースが発生しうるのです。
※15日が土日祝日の場合、直前の平日に前倒しとなります。
4.1 【一覧表】2024年公的年金支給日カレンダー
2024年(令和6年)「公的年金支給日」と「支給対象月」
- 4月15日 (月) →2月・3月分
- 6月14日 (金) →4月・5月分
- 8月15日 (木) →6月・7月分
- 10月15日 (火) →8月・9月分
- 12月13日 (金)→10月・11月分
たとえば2024年4月15日は年金支給日でしたが、この日に支給されるのは2月分・3月分の2カ月分。仮に年金の手取り額がひと月15万円だった場合、当然ですがその倍額の30万円が振り込まれることになります。
現役時代は、ひと月の収入を基本としてお金の管理をするケースが多いかと思います。一度に2カ月分が振り込まれると、そのテンポがずれて家計収支が把握しくいと感じてしまう人も少なくないでしょう。