次の年金支給日は8月15日です。
今回は、厚生年金や国民年金など、老齢年金の一覧表を見ながら、平均年金月額について見ていくと共に、厚生年金や国民年金に関する注意点、将来に向けて取るべき対策などをご紹介します。
1. 【公的年金の仕組み】厚生年金と国民年金の違い
公的年金には厚生年金や国民年金がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、日本における公的年金の仕組みや厚生年金と国民年金の違いを見ていきましょう。
1.1 1階部分が国民年金
日本の公的年金の違いは階層別に分かれる仕組みとなっています。
下記は厚生労働省による公的年金の仕組みを解説したイメージ図です。
上記通り、国民年金は公的年金の1階部分を担っており、日本に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が加入することとなっています。
1.2 2階部分は厚生年金
厚生年金は会社員や公務員などが加入するものです。
会社員や公務員など、厚生年金の加入対象となる方のことを第2号保険者と呼びます。
また、個人事業主の方を第1号保険者、専業主婦の方などを第3号保険者と呼び、これらの方は厚生年金に加入することができません。
なお、第1号保険者の方が国民年金とは別に加入できる国民年金基金や、第2号保険者の方が勤め先の企業で加入する企業年金、どなたでも加入できるiDeCoなどが3階部分となっており、いずれも任意加入となっています。