2. 【年金一覧表】厚生年金「60歳~79歳」の平均年金月額
ここでは、厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに60歳~69歳、70歳〜79歳それぞれの平均年金月額を見ていきましょう。
2.1 60歳~69歳:厚生年金の平均年金月額
特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢引上げにより、65歳未満は主に定額部分がない報酬比例部分の方となっています。
このため、60歳~64歳の受給者は少なく、また平均支給額も7万4688円と少なめです。
一方、65歳~69歳の平均支給額は14万4322円と、60歳~64歳の平均と比べると2倍程度になっていることが分かります。
2.2 70歳~79歳:厚生年金の平均年金月額
70歳~79歳を見てみると、70歳~74歳の平均額が14万2779円、75歳~79歳の平均支給額が14万6092円となっており、65歳~79歳では大きな違いはありません。
なお、上記はあくまでも平均額であり、現役時代の保険料の納付額によって、支給額は月1万円程度から月30万円以上までさまざまです。