2. 国民健康保険料の上限は2024年度に106万円に上昇

国民健康保険料の上限額は、「1万円~4万円」の増額が続いてきました。

【写真1枚目/全4枚中】国民健康保険料の上限額の推移。以降の写真で「所得ごとの保険料早見表」を見る

国民健康保険料の上限額の推移

出所:厚生労働省保険局「国民健康保険の保険料(税)の賦課(課税)限度額について」

2000年には上限が60万円で、2021年には上限が99万円でした。

ぎりぎり100万円内に収まっていたので、この時期に国民健康保険に加入していた方は、「どれだけ所得が高くても保険料が100万円を超えることはない。滞納しているのでは?」という方もいます。

しかし、その後も上限額は増減し続け、2024年には106万円まで引き上げられました。この24年で46万円も増加しているのですね。

つまり、年間の保険料が106万円という人は確実にいるのです。

なお、国民健康保険の期割(何回にわけて支払うか)も自治体によって異なります。6月スタートであれば10期割ですが、7月スタートであれば9期割となり、その分一回当たりの支払額が大きくなります。