2. 国民年金と厚生年金、2024年度の年金額例はいくらか
2024年度の年金は2.7%の増額となっています。
次回の支給日は8月15日ですが、参考までに2024年度の年金額例を見てみましょう。
国民年金は満額で月額6万8000円です。一方、厚生年金では、モデル夫婦の合計受給額が月額23万483円となっています。
このモデルケースは、「平均的な収入(平均標準報酬額43万9000円)で40年間就業した場合、受け取る老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」という条件で試算されています。
夫婦の収入ごとの年金例も確認しておきましょう。
- 夫が報酬54万9000円+妻が報酬37万4000円:33万4721円
- 夫が報酬43万9000円+妻が報酬30万円:29万4977円
- 夫が報酬32万9000円+妻が報酬22万5000円:25万5232円
- 夫が報酬54万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:28万4588円
- 夫が報酬43万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:26万967円
- 夫が報酬32万9000円+妻が短時間労働者の平均的な収入:23万7346円
- 妻が報酬37万4000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:24万7101円
- 妻が報酬30万円+夫が短時間労働者の平均的な収入:23万978円
- 妻が報酬22万5000円+夫が短時間労働者の平均的な収入:21万4854円
- 夫婦ともに短時間労働者だった場合の平均的な収入:19万6968円
- 夫が報酬54万9000円+妻が国民年金のみ加入:25万4104円
- 夫が報酬43万9000円+妻が国民年金のみ加入:23万483円
- 夫が32万9000円+妻が国民年金のみ加入:20万6862円
- 妻が報酬37万4000円+夫が国民年金のみ加入:21万6617円
- 妻が報酬30万円+夫が国民年金のみ加入:20万494円
- 妻が報酬22万5000円+夫が国民年金のみ加入:18万4370円
このように、現役時代の収入や働き方によって受給額は異なります。自分の状況に合った年金額を把握しておくことが重要です。