2. 地方公務員の平均年収はいくらか
総務省の「令和5年地方公務員給与実態調査結果等の概要」によれば、地方公務員の平均給与月額は以下のとおりです。
全職種の平均は37万158円、自治体職員などの一般行政職は35万8824円でした。
同調査によれば、国家公務員(一般行政職)の平均給与月額が40万4015円なので、国家公務員よりは給与が低くなっています。
民間企業と比較するとどうでしょうか。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」をもとに民間企業の平均年収(458万円)を月額換算すると、約38万円です。
職種によっては、民間企業よりも地方公務員のほうが給与が低いケースもあるようです。
3. 【都道府県別】公務員(一般行政職)で年収が高いのはどこ?
総務省「令和5年地方公務員給与実態調査結果等の概要」をもとに、地方公務員(一般行政職)で年収が高い都道府県TOP10を紹介します。
なお、同調査では国家公務員の給与を100とした場合の地方公務員の給与水準を数値化した「ラスパイレス指数」を用いています。
この記事では、ラスパイレス指数が大きい順で高年収の自治体TOP10を掲載します。
- 1位 静岡県 102.2
- 2位 三重県 101.2
- 3位 愛知県 101.0
- 4位 大阪府 100.8
- 5位 福岡県 100.7
- 6位タイ 東京都 100.5
- 6位タイ 広島県 100.5
- 8位タイ 埼玉県 100.4
- 8位タイ 山梨県 100.4
- 8位タイ 岡山県 100.4
東海3県がTOP3を独占しています。
ラスパイレス指数は101〜102と、国家公務員よりも多くの給与を受け取っています。
このほか、東京都、大阪府、福岡県と大都市を抱える都府県がランクイン。
また、広島県、岡山県と中国地方の県も上位に入りました。