3.1 公的年金・恩給の総所得に占める割合
- 100%の世帯:41.7%
- 80~100%の世帯:17.9%
- 60~80%の世帯:13.9%
- 40~60%の世帯:13.2%
- 20~40%の世帯:9.3%
- 20%未満の世帯:4.0%
総所得のうち年金や恩給が100%を占める世帯、つまり、年金や恩給だけで生活している世帯は全体の4割程度となっています。
年金の受給額が多い世帯であれば他の収入源がなくても生活できるかもしれませんが、多くの世帯では他の収入源を持っているか、自らの金融資産を取り崩して生活しているのが現状です。
4. まとめにかえて
最新の国民生活基礎調査を見ると、生活が苦しいと感じている世帯が増えており、昨今の物価高などによる影響が垣間見えます。
収入を増やすのは簡単ではありませんし、支出を抑えるのにも限界があるので、すぐに生活にゆとりを生むのは難しいかもしれません。
今できることは、将来を見据えて行動することではないでしょうか。
長く働いて年金の受給額を増やす、貯蓄や資産運用で老後資金を準備するなど、自分にできることを考えてみましょう。
参考資料
加藤 聖人