厚生年金を受給する場合、年金受給額は標準報酬月額や標準賞与額、そして加入期間に応じて増加します。

そのため、現役世代のときに高収入だった方は、年金受給額が高くなる傾向にあるのです。

5年に1度の年金財政検証が行われ、制度の動向に注目が集まる今。将来の年金について考えるきっかけとしましょう。

今回は、年金の仕組みや平均的な受給額、そして月平均で30万円以上を受給している人の割合についてまとめました。

1. 日本の年金制度

日本の年金制度は、厚生年金と国民年金の2階建てとなっています。

このうち国民年金は原則として、保険料が1万6980円(令和6年度)と決められています。

受給額は付加保険料の納付や受給時期の繰り下げによって増やせますが、これだけで月30万円以上の給付を受けるのは困難です。

二階部分の厚生年金は、企業で正社員やそれに近い形態で働いていたり、公務員として働いていたりすると受給できます。

現役時代に納める厚生年金保険料は、標準報酬月額や標準賞与額にある程度比例します。

すなわち、年収が高い人ほど納める金額が大きくなる傾向にあるのです。

現役世代の納付額が大きい方は、受給額も増加する傾向にあるため、高収入な時期が長かった方は、受給額も多くなります。