3.1 【1級地〜3級地】最低生活費のシミュレーション

50歳 単身世帯男性の場合、「1級地〜3級地」の最低生活費は下記のとおりです。

【1級地-1(東京都23区)のケース】

  • 生活扶助基準額:7万5720円
  • 住宅扶助金額:5万3700円
  • 最低生活費(生活扶助基準額+住宅扶助金額):12万9420円

【2級地-1(福岡県久留米市)のケース】

  • 生活扶助基準額:7万2430円
  • 住宅扶助金額:3万2000円
  • 最低生活費(生活扶助基準額+住宅扶助金額):10万4430円

【3級地-1(山形県米沢市)のケース】

  • 生活扶助基準額:7万80円
  • 住宅扶助金額:2万8000円
  • 最低生活費(生活扶助基準額+住宅扶助金額):9万8080円

上記のシミュレーションからもわかるように、地域によって最低生活費が大きく変わっており、1級地が最も高く、2級、3級と等級が下がるにつれて徐々に少額になっていきます。

最低生活費は地域によって大きく異なるため、より詳しくしりたい場合は、お住まいの福祉事務所の生活保護担当に相談してみることをおすすめします。

4. 生活保護の制度について理解しよう

本記事では、生活保護の「受給要件」と「受給額」の目安について、詳しく紹介していきました。

生活保護として支給される受給額は一律ではなく、お住まいの地域や世帯の収入状況によって異なります。

本記事を参考に、ご自身の世帯が生活保護の対象かどうか、どのくらい生活保護費を受け取れるのかを確認してみると良いでしょう。

もし、生活保護を受けられる可能性がある場合は、お住まいの福祉事務所に問い合わせをしてみることをおすすめします。

参考資料

和田 直子