2. 平均的なエネルギー使用量はどのくらいか
環境省が公表するデータによると、1世帯が1年間に消費したエネルギーは、全国平均で電気が4175kWh、都市ガスが203㎥とのことです。
月によってエネルギー使用量は異なりますが、単純に1年間の平均値から1カ月あたりの使用量を算出すると、電気が約350kWh、ガスが約17㎥となります。
この数値を基に補助金額を算出すると、8月・9月は電気が約1400円、都市ガスが約297円となります。
2.1 電気代の値引き
- 8月・9月:約1400円
- 10月:約875円
2.2 都市ガス代の値引き
- 8月・9月:約297円
- 10月:約170円
夏場はエネルギー使用量が増えるので、実際の補助金額はこれよりも増える可能性があります。
参考までに、地域別の年間電気消費量と、年間エネルギー種別消費量も見てみましょう。
- 北海道:3719kWh/世帯・年
- 東北:4872kWh/世帯・年
- 関東甲信:kWh/世帯・年
- 北陸:5883kWh/世帯・年
- 東海:4286kWh/世帯・年
- 近畿:4044kWh/世帯・年
- 中国:4853kWh/世帯・年
- 四国:4872kWh/世帯・年
- 九州:4433kWh/世帯・年
- 沖縄:3842kWh/世帯・年
- 全国:4175kWh/世帯・年
最も電気使用量が多いのは「北陸」で、次に「東北」となっています。
また、年間エネルギー消費量を見ると、「北海道」「東北」「北陸」が多くなっており、寒冷地では電気代が嵩むだけではなく、石油ストーブやボイラーなどに使用する「灯油代」が大きく上乗せされる傾向にあるようです。
続いて、年金世帯が光熱費や食費にどのくらいかかっているのか見ていきます。