今年の5月に一旦終了していた「電気・ガス料金補助」が、8月から再開することになりました。
また、電気・ガス料金補助と合わせて「年金世帯や低所得者世帯への追加給付金」を検討していることも発表されています。
今回は、電気・ガス料金補助の詳細について解説するとともに、65歳以上の年金世帯の平均的な家計収支について調査していきます。
1. 【8月】電気・ガス料金補助が再開へ
政府が公表した電気・ガス料金補助は、「酷暑乗り切り緊急支援」として2024年8月から10月まで実施されることになっています。
電気・ガス料金補助は今年の5月に一旦終了していましたが、わずか3カ月で再開する形となりました。
電気およびガス料金の値引き単価は以下のようになっています。
1.1 電気代の値引き単価
- 8月・9月:1kWhあたり4円
- 10月:1kWhあたり2.5円
1.2 都市ガス代の値引き単価
- 8月・9月:1㎥あたり17.5円
- 10月:1㎥あたり10円
ちなみに、今年4月と5月の補助金額は以下のようになっていました。
1.3 【参考】電気代の値引き単価(4月と5月)
- 4月:1kWhあたり3.5円
- 5月:1kWhあたり1.8円
1.4 【参考】都市ガス代の値引き単価(4月と5月)
- 4月:1㎥あたり15円
- 5月:1㎥あたり7.5円
酷暑が予想される8月・9月は、補助金額が多く設定されています。では、実際にどのくらいの金額が補助されるのか、平均的なエネルギー使用量の家庭で計算してみます。