年金や収入の少ない高齢者にとって、年金生活者支援給付金はありがたい制度です。6月支給分からは月額5310円※に増額しました。

※基準額であり、実際の金額は保険料納付済期間や保険料免除期間等に応じて算出されます

しかし、年金生活者支援給付金の支給額は下がることもあります。

この記事では、年金生活者支援給付金の支給要件や支給額について解説します。

支援給付金額が下がる理由やタイミングも紹介しますので、年金受給者の人は確認しておきましょう。

1. 年金生活者支援給付金とは

年金生活者支援給付金(以下、支援給付金)は、年金受給者のなかで収入や所得が低い人の生活支援を目的に年金に上乗せして支給するものです。

消費税の税率が8%から10%へ引き上げられた2019年10月から、増税分を財源に支援給付金制度がスタートしました。

支援給付金は、2ヶ月分をまとめて偶数月の15日に支給されます。

受給中の年金と同じ日、同じ口座に振り込まれます。

2. 年金生活者支援給付金の支給要件

支援給付金は、老齢基礎年金や障害基礎年金、遺族基礎年金の受給者に対して支給されます。

それぞれの年金受給者の支給要件を解説します。