3. 新NISAとiDeCoは併用可能
新NISAとiDeCoは互いに併用が可能です。
それぞれの投資額が他方の拠出額の上限などに影響を与えることもありません。
50歳代で余裕資金があるなら、二つの制度を併用して老後資金を効率よく増やすのがよいでしょう。
3.1 50歳代から老後資金をつくるためには月額いくら投資が必要?
仮に年率4%と仮定すると、65歳に2000万円を貯めることを目標としたときに必要な積立額は次のとおりです。
【必要な月の積立額】
- 50歳(65歳まで15年):8万1271円
- 55歳(65歳まで10年):13万5824円
50歳代となると投資期間が短いため、ゆとりある老後生活の目安となる「65歳時点で2000万円」の資産形成を目指すのであれば、月々多額の拠出が必要となります。
一方で、順調にキャリアを築いていれば、昇進や子どもの独立などにより余裕資金が潤沢な方も少なくないでしょう。