4. 平均を上回る年収を目指すなら「業種」に着目するのが有効

平均年収は業種によって差が付きがちです。

平均を上回る年収を稼ぐ確率を高めたいなら、年収の高い業種への就職・転職を狙うのが有効といえます。

「令和4年分民間給与実態統計調査」では、業種別の年収分布も集計しています。

これによると、年収800万円超の割合が高い業種は次の通りです。

  • 電気・ガス・熱供給・水道業:43.5%
  • 金融・保険業:28.1%
  • 情報通信業:23.7%
  • 学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業:19.1%

特に年収水準の高い方が多い電気・ガス・熱供給・水道業では、年収500万円以上の人が全体のおよそ78%を占めています。

高収入を追求するなら、業種に着目して就職先・転職先を検討するのも一案です。

5. まとめにかえて

日本の平均年収は長らく400万円台を推移していますが、年収500万円以上の人は33.6%しかいません。

政府は賃金アップ策を強調するものの、個人でのキャリアアップも重要になるでしょう。

業種に着目して就職先・転職先を検討するのも一案です。

参考資料

太田 彩子