外国為替市場では2024年4月29日に34年ぶりとなる円相場1ドル160円台をつけました。2022年ごろから円安が進んでいますが、実はこの円安も近年の物価上昇の要因の一つだと言われています。日常での買い物をするさい、皆さんも物価の上昇を身をもって感じているのではないでしょうか。
そのほかにも公共の値上がりもあり、「なかなか貯金できない」という方も多いかと思います。「老後2000万円問題」が話題になったように、老後資金への不安が高まる中、周囲の人はどのくらい貯蓄をしているのでしょうか。また、都道府県によって平均年収に差はあるのでしょうか。
本記事では、都道府県別の貯蓄額や平均収入をランキング形式で見ていきたいと思います。
1. 【一覧表】47都道府県・平均貯蓄ランキング!全国の平均貯蓄額は1901万円
それでは早速、総務省統計局の発表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯」より、都道府県別の平均貯蓄ランキングをみていきましょう。
※二人世帯に限定し、県庁所在市別の順位を便宜的に各都道府県のものとしています。
同資料によると全国の平均貯蓄額は1901万円です。
今回は17位「香川県」の1969万円と18位「広島県」の1899万円とが平均上下の境界線となりました。
1位は「愛知県」の2659万円です。そして「兵庫県」の2582万円、「神奈川県」の2461万円と続きます。
一方で、最も平均貯蓄が少ない都道府県は904万円の「沖縄県」でした。1位の「愛知県」とは実に3倍もの差がある結果となりました。
では、上位の都道府県は年収も高いのでしょうか?貯蓄と平均年収の関係について考えるべく、次章では「47都道府県別・平均年収ランキング」を紹介します。