4. ねんきん定期便やねんきんネットで自身の受給予定額の確認を
自身の年金の受給予定額を知るためには、ねんきん定期便やねんきんネットを活用しましょう。
ねんきん定期便は、毎年誕生月にハガキで郵送されるもので、年金記録が記載されています。
50歳以上(59歳以外)になると老齢年金の種類と見込額が記載されるようになり、また35歳、45歳、59歳は封書で届きます。
ねんきんネットの場合、以下が確認できます。
- 自身の年金記録
- 将来の年金見込額
- 電子版「ねんきん定期便」
- 年金の支払いに関する通知書
- 国民年金保険料に関する通知書など
特に年金見込み額については以下の試算も可能です。
- かんたん試算:現在の加入条件が60歳まで継続するとした場合の年金見込額
- 詳細な条件で試算:今後の働き方、老齢年金の受取年齢、未納分の納付など詳細な条件で年金見込額を試算
老後資金を考える第一歩として、自身の年金受給予定額を調べると具体的な老後資金対策も考えやすいでしょう。ねんきんネットであれば24時間パソコンやスマホで確認できるので、登録するのもよいでしょう。
ねんきん定期便やねんきんネットについてお時間のあるときに確認してみてください。
執筆者
中央大学商学部経営学科卒業後、いちよし証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に約9年間従事する。特に投資信託、債券の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。表彰歴多数。現在は、個人向け資産運用のサポート業務を行う。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月20日更新)。