4. 70歳代の生活は多様化している
70歳代の就業者数の推移をみると、徐々に増加している傾向にありました。
定年をむかえたら年金で生活するだけだった時代と異なり、今は「仕事」を老後の生きがいとして、選択する人もいるでしょう。
一方で、生活を下支えするために、やむを得ず働かないといけない70歳代もいるでしょう。
また、公的年金の制度が維持できるか不安視されているため、今後も仕事をする70歳代が増加するトレンドは続くでしょう。
仕事をする目的や意味が、人によって大きく違う時代となりました。
今後、就労状況や70歳代の年収事情がどのように推移するか、引き続き注目が集まります。
【編集部よりご参考】
参考までに、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」をもとに、70歳代2人以上世帯における「貯蓄額ごとの分布」もご紹介します。
- 金融資産非保有:19.2%
- 100万円未満:5.6%
- 100~200万円未満:5.1%
- 200~300万円未満:4.3%
- 300~400万円未満:4.7%
- 400~500万円未満:2.5%
- 500~700万円未満:6.2%
- 700~1000万円未満:5.8%
- 1000~1500万円未満:10.2%
- 1500~2000万円未満:6.6%
- 2000~3000万円未満:7.4%
- 3000万円以上:19.7%
- 平均:1757万円
- 中央値:700万円
参考資料
川辺 拓也