任天堂が7日続落で安値更新! 日経平均株価は小幅続伸

【東京株式市場】 2018年5月28日

株式市場の振り返り-日経平均株価は小幅続伸、TOPIXは約20カ月ぶりの6日続落

2018年5月28日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,481円(+30円、+0.1%) 小幅続伸
  • TOPIX 1,770.4(▲1.2、▲0.1%) 6日続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,157.7(▲1.0、▲0.1%) 4日続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:870、値下がり銘柄数:1,107、変わらず:106
  • 値上がり業種数:15、値下がり業種数:18
  • 年初来高値更新銘柄数:56、年初来安値更新銘柄数:110

東証1部の出来高は10億6,400万株、売買代金は1兆8,136億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。中止が発表された米朝首脳会談の復活の可能性が出たこと等、一部に明るいニュースはあったものの、全体的には様子見スタンスが強まったようです。また、28日の欧米市場が休場であることも影響したかもしれません。

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売買代金は4月2日以来の2兆円割れになり、出来高は10億株割れも視野に入るなど、閑散相場に近い状況となりました。

そのような中、日経平均株価は寄り付き後に一時+96円高まで上昇しましたが、前場の終盤には逆に一時▲39円安まで売られるなど、方向感に乏しい値動きとなりました。ただ、最後はやや切り返して、小幅上昇ながら続伸で引けています。

なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、終値では小幅下落となって6日続落となりました。ちなみに、TOPIXの6日続落は、2016年9月7日~15日に記録した7日続落以来のことです。

東証マザーズ総合指数は4日続落、売買代金は3日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高4,889万株、売買代金は830億円となり、いずれも先週末より減少しました。メルカリ上場決定の発表以降に回復してきた個人投資家の物色意欲も一巡した状況となり、売買代金は3日連続で1,000億円を割り込んでいます。ただ、メルカリ上場発表前までのような閑散状態ではないと言えましょう。

また、総合指数も小幅下落ながら4日続落となりました。これで1,200ポイント回復がまた一歩遠のいたことになったようです。

任天堂が7日続落、楽天とトヨタ自動車は6日続落、ソニーは大幅高

個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)、日東電工(6988)などが大きく値を上げ、ホンダ(7267)やスズキ(7269)など自動車株の一角にも買い戻しが入りました。

また、三菱地所(8802)など不動産株が大幅高となり、ソニー(6758)や日本電産(6594)などハイテク株の一角も買われています。

その他では、資生堂(4911)やリクルートホールディングス(6098)が取引時間中に年初来高値を更新しましたが、その後は利益確定売りに押されて下落して引けました。

一方、大幅安となった任天堂(7974)が7日続落、楽天(4755)も6日続落となって、いずれも年初来安値を更新しました。

また、トヨタ自動車(7203)が6日続落となり、日野自動車(7205)やデンソー(6902)が年初来安値を更新するなど、トヨタ系企業の株価低迷が目立っています。

その他では、しまむら(8227)が連日で安値更新となるなど、小売株の一角に対する売りが目を引きました。

新興市場では、アンジェス(4563)が急落し、ブライトパス・バイオ(4594)も大幅安になるなど、医療バイオ関連株の下落が目立ちました。また、アトラエ(6194)やジェイテックコーポレーション(3446)も値を下げて安値更新となっています。

一方、ユーザベース(3966)が大幅高となり、年初来高値を更新しました。

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。