3. そもそも「海外旅行保険」では、たとえばどんな内容に対応してくれるの?
海外旅行保険とは、旅行の間に被る可能性があるリスクに備える保険のこと。
各保険会社が提供するサービス内容に若干の違いはありますが、外務省のホームページでは下記のようなサービスが挙げられています。
- 病気やケガ(交通事故など)をされたとき
診療費、入院費、緊急移送費など
治療に必要な交通費や通訳雇入費用など
入院後、通常の旅程に復帰するため、帰国するための交通費
救援者(家族等)の渡航、宿泊費用- 盗難や偶然の事故により携行品が損害を受けたとき
各保険会社の定める範囲内での金銭補償- 旅行中にあやまって他人にケガをさせたとき(他人のモノを壊したとき)
法律上の賠償責任を負った場合、その損害賠償金(賠償責任保険金額を限度)
詳しい保険内容については、海外旅行保険を取り扱う保険会社・カード会社に問い合わせてみてください。
万全の注意を払っていても、異国の地で事件や事故に巻き込まれる可能性は決してないとは限りません。車や自転車などの交通事故に巻き込まれてしまう可能性もあります。
また、たとえ健康に十分な自信があっても、日本と違う環境でのストレスや疲労から思いがけない病気をもらってしまうかもわからないものです。
こうした予期できないトラブルに備え、多額の損害を被ってしまう不安を払拭するためにも海外旅行保険への加入を検討するのはよいかもしれません。
次の章では、保険加入への義務付け有無について確認していきます。