4.5 うち行政職俸給表(一)適用者の場合の退職金(勤続年数ごと)
- 5年未満: 84万8000円
- 5年~9年:451万8000円
- 10年~14年:675万7000円
- 15年~19年:1016万6000円
- 20年~24年:1352万4000円
- 25年~29年:1625万6000円
- 30年~34年: 2037万円
- 35年~39年:2189万1000円
- 40年以上:2139万1000円
30年以上勤続すると、2000万円に近づくことがわかります。
5. 地方公務員の給与はいくらなの?
続いて地方公務員の給与について見ていきます。
総務省の「令和5年地方公務員給与実態調査結果等の概要」によると、地方公務員の全職種の給与平均は37万158円。自治体職員などの一般行政職は35万8824円でした。
都道府県や市町村によって異なるため、参考までラスパイレス指数が大きい都道府県のTOP5をご紹介します。
- 1位 静岡県 102.2
- 2位 三重県 101.2
- 3位 愛知県 101.0
- 4位 大阪府 100.8
- 5位 福岡県 100.7
6. 地方公務員の退職金はいくらなの?
地方公務員の退職金についても、都道府県や市町村などで平均額が異なります。
参考までに、TOP5をご紹介します。
- 1位 静岡県:2275万9000円
- 2位 三重県:2263万1000円
- 3位 愛知県:2261万5000円
- 4位 京都府:2253万4000円
- 5位 山梨県:2244万5000円
もっとも低いのは岡山県の2050万7000円ですので、どの地域でも2000万円を超えていることがわかります。
7. まとめにかえて
「この企業に勤める人と結婚したいランキング」の常連となった国家公務員と地方公務員のお金事情について見ていきました。
給与や退職金は個人差が大きいので一概に言えませんが、ひとつの参考になるでしょう。
参考までに、国家公務員の退職金ではボリュームゾーンが2000~2500万円未満となっており、多くの人が2000万円以上を受け取っているといえます。
平均はしばしば大きな値に引っ張られることが多いものの、退職金に関しては実態に近い数字と言えそうです。
ただし、退職金は縮小傾向にあるため、退職金だけで就職先や転職先を考えるのは難しいでしょう。
参考資料
- 人事院「国家公務員の数と種類」
- 内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況」
- 厚生労働省「令和5年就労条件総合調査 結果の概況」
- 内閣官房内閣人事局「国家公務員の給与(令和5年版)」
- 総務省「給与・定員等の調査結果等」
- リスクモンスター株式会社「第14回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査結果を発表」
太田 彩子