6.2 余計な荷物を置かない

普段使わないものや、置き場所に困るものをベランダに置いていませんか?

普段使わないのであれば、思い切って断捨離を検討しましょう。

処分しなければ雨風にさらされて少しずつ汚れていき、ベランダが汚く見えてしまいます。

外に面したベランダは、汚れが溜まりやすい環境です。

害虫・カビ・コケの発生を防ぐためにも、余計な物は置かずに定期的に掃除して、きれいな状態を保ちましょう。    

6.3 隣人への影響を考慮する

隣人の方とトラブルが発生すると、落ち着いて楽しく暮らせません。

ガーデニングや放置していた荷物が原因で虫が発生したり、設置しているものが隣家のスペースにはみ出したりするとトラブルの原因になります。

また、避難ハッチなどの避難経路を塞がないように、置き物の位置に注意しましょう。

一方で、隣人の方がおしゃれできれいなベランダに興味を持つと、素敵な友好関係が生まれる可能性があります。     

7. 最新の日本の住宅事情(令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計結果)

最後に、最新の日本の住宅事情について少し見てみましょう。

2024年4月30日、総務省より「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」が発表されました。

同調査によれば、日本の総住宅数は2018年から4.2%(261万戸)増となる6502万戸(2023年10月1日現在)でした。

総住宅数は1978年より右肩上がりに伸びており、増加率についても2018年の2.9ポイントから4.2ポイントへ上昇しています。

空き家率も13.8%と過去最高で、900万戸の空き家が存在しているのが日本の住宅の現状です。

8. まとめ

団地暮らしの方がベランダをおしゃれにするためには、DIYで工夫するのが効果的です。

床材の変更やガーデニング、おしゃれな目隠しの設置など、簡単に取り入れられる方法を活用すると快適なベランダ空間を作れます。

限られたスペースを有効に使い、余計な荷物を置かずに隣人への配慮を忘れないことが、ベランダで快適に過ごす鍵となります。

心地よい生活を手にするために、インテリアだけでなくエクステリアも丁寧に考えて作りましょう。

参考資料

上永 智史