1.2 【中学受験生の夏休みの過ごし方②】志望校合格に向けて盤石な学力をつける時期

普段より時間がある夏休みは「考えさせる問題」に取り組んで、応用的な問題への慣れをしていくことも大切

中学受験生の夏休み

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小学6年生になると学校見学会や説明会に参加をして「この学校を受ける」と志望校、受験校を決めていきます。夏休みが始まる頃には意中の中学もいくつか決めていて、合格を目指してより気合を入れて勉強していくことになります。

夏の時点で合否がほぼ確定することはなく、まさに夏次第というのが受験ではよくあることです。受験生である小学6年生が学力を盤石なものにするために取り組んで欲しいのは以下の3つです。

  • 理科と社会は基本問題をサラッと解いて基本的な知識が抜けていないか確認する
  • 漢字などの語彙系や文法を毎日解く
  • 考えさせる問題に取り組む

基本ができていると思いきや、抜けていることもあります。覚えることの多い理科社会で、単元や知識の抜けがないか確認しましょう。同じく漢字や語彙系の問題もコツコツ解いて、誤字脱字を減らして本番で減点対象にならないよう備えてください。

そして、夏休みで普段よりも時間があるので「考えさせる問題」に取り組んで、応用的な問題への慣れをしていくことも合格には欠かせません。

1.3 【中学受験生の夏休みの過ごし方③】夏休みでも睡眠時間確保と健康に気をつけることが大切

受験生にとって夏休みはまさに天王山という言葉にふさわしいほど合否に影響する大切な時です。とはいえ、塾の夏期講習会を受けるにしても、朝から晩まで授業が行われることはありません。

家にいる時間もあれば塾の自習室で勉強してから授業を受けるなど子どもによって夏休みの過ごし方は異なります。

しかし、寝る間も惜しんで勉強したりすると体調を崩して勉強が出来ない日々が続くこともあります。大切な時間がどんどんなくなっていく訳ですから、決して無理をしてはいけません。

  • 長時間勉強することだけを目的としない
  • エアコンと室内外の気温の差に気をつける
  • 夏バテ防止を家族総出て心がける

中学受験は「全落ち」という言葉があるように、簡単に志望校に合格できる受験ではありません。勝負の時である夏休みに頑張ることは絶対条件ですが、頑張りすぎて体を壊してしまっては元も子もありません。

体調を崩して勉強から離れる時間ができてしまうと子どもは焦ってしまい、落ち着いた気持ちで勉強に取り組むのが難しくなります。

勉強メインではあるけれど、休憩時間も設けてメリハリをつけつつ夏バテにならないよう体調管理に気をつけて夏を乗り越えていきましょう。

次に高校受験についてみていきましょう。