2.2 【高校受験生の夏休みの過ごし方②】勉強する場所を確保する

受験生の夏休みは「どれだけ勉強するか」が成功のカギを握っています。そして今の中学生はスマートフォンを所持している子が多いため「どこで勉強するか」も重要性が増してきています。

家で勉強するとダラダラ過ごしてしまう子は昔からいましたが、今の中学生は自分専用のスマートフォンをを持っています。使用していれば自ずと学習時間は減るため、スマートフォンの管理は絶対です。そして、人の目があるところで勉強した方がプラスになります。

できればスマートフォン使用禁止にしている塾の自習室を利用することが望ましいです。大人の目、周囲の目があると使用するのを躊躇します。自分を律する子が受験でも結果を残すので、親も「家で勉強すればいいじゃない」と思わずに確実に子どもが勉強に集中する場所を探してください。

勉強する場所を確保する方法は以下の通りです。

  • 塾に通っていない場合は夏期講習だけ参加して自習室利用をする
  • 図書館など公共場で勉強をする
  • 祖父母の家でスマホを預けて勉強する

受験生にとって天王山の夏休みに「スマホ断ちをできるかどうか」「スマホに触れない時間を増やせるか」が全てといっても過言ではありません。どうしてもスマートフォンが気になる子は人の目を感じる場所で勉強するのがおすすめです。

2.3 【高校受験生の夏休みの過ごし方③】中学3年間の総復習をする

夏休みが始まる7月下旬の時点で年明けから本格化する高校受験まで半年を切っています。

高校受験生の夏休み

Milatas/istockphoto.com

これまで部活動で忙しくしていた子も多い中学生の多くも夏休み前に引退しており、中学校最後の夏休みは勉強に集中できます。

これまで部活で後回しにしていた既習単元の復習だけでなく、「隠れ苦手の洗い出し」にも時間をかけることができます。それと同時に入試問題の形式にも慣れるよう、実戦形式の問題を時間配分を意識して取り組んで行くことも大切です。

夏休みが始まる7月下旬の時点で年明けから本格化する高校受験まで半年を切っています。

残された時間は少なく、まさに夏休みが勝負の時です。限られた時間を有効活用し、志望校合格を手繰り寄せるためにも以下の3つのことを特に意識してください。

  • 模試の結果を振り返り苦手教科と単元を見つける
  • 得意な科目も勉強しつつ弱点の教科た単元に時間を多く割く
  • 小学校で習った漢字を正確に書けるようにする

学校の実力テストや模試のように既習単元の全範囲から出題されるテストは自分の苦手を把握することができます。偏差値などのデータを上手に活用し苦手克服に力を入れて学力の底上げをしていきましょう。

そして、入試では漢字の誤字はもちろんのこと、学校によっては習っている漢字を平仮名で書いていると減点対象になると言われています。採点方式は学校により異なり、基準が詳細に公表されることはないため「最低でも小学校で習った漢字は書ける状態に仕上げる」ことが望ましいです。