3. 日本で1時間の降水量が「過去最も多かった」都道府県 正解者は7割

気象庁の「歴代全国ランキング」によると、1時間の降水量が観測史上最も多かったのは、千葉県と長崎県の「153mm」でした。

千葉県では1999年10月27日に、長崎県では1982年7月23日に観測しています。

LIMOのメルマガ会員を対象にしたアンケートでは、不正解の選択肢である「沖縄県」を選んだ人は29%であり、約7割の人が正解する結果となりました。ちなみに長崎県を選んだ人が58.1%、千葉県を選んだ人は12.9%でした。

興味深いのは、1時間の降水量の歴代トップの県がいずれも、日降水量の歴代ランキングではランキング外(20位外)だったことです。

1時間の降水量では歴代トップ記録とはならなかった沖縄県ですが、日降水量では6位(与那国島)と20位(多良間)にランクインしています。

沖縄県の夏は積乱雲が発生しやすく局地的に大雨が降ることがままあります。現地の人には馴染みのある気象現象で、方言で「カタブイ」と言われています。

4. 2021年の水害被害額【国土交通省最新データ】

国土交通省は昭和36年から、洪水、内水、高潮、津波、土石流、地すべりなどによる水害被害額を公表しています。

最新調査の結果、2021年の水害被害額は全国で約3600億円でした。

また、都道府県別に見た水害被害額のトップ3は以下の結果となりました。

  1. 佐賀県 (水害被害額:約650億円)
  2. 福岡県 (水害被害額:約520億円)
  3. 広島県 (水害被害額:約420億円)

5. まとめにかえて

今回の独自調査の結果では、日本で1時間の降水量が「過去最も多かった」都道府県について約7割の人が正解しました。

読者の皆さんはいかがでしょうか。

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  • 今回のアンケート実施期間:2024年6月17日~18日
  • 今回のアンケート回答者数:31名

参考資料

LIMO編集部