4. iDeCoは50歳からでも遅くない
シミュレーション結果からわかるように、iDeCoなら税制優遇の恩恵を受けつつ、老後資金を準備することができます。
50歳から始めても一定の効果を期待できるので、家計収支に余裕があればiDeCoの活用を検討してみるのもよいでしょう。
毎月の拠出限度額に物足りなさを感じる方は、NISAとの併用も有効です。それぞれの制度を活用し、上手に資産形成を行いましょう。
【編集部よりご参考】
毎月の拠出額は、余裕資金の中からやりくりできる範囲で設定しないと継続が難しくなります。
参考までに、40歳代~50歳代の単身世帯が「手取り収入から貯蓄に回す割合」をご紹介します。
【年間手取り収入からの貯蓄割合(40歳代)】
- 平均:14%
- 5%未満:3.1%
- 5〜10%未満:8.8%
- 10〜15%未満:13.5%
- 15〜20%未満:6.2%
- 20〜25%未満:11.9%
- 25〜30%未満:1.6%
- 30〜35%未満:7.3%
- 35%以上:12.4%
- 貯蓄しなかった:35.2%
【年間手取り収入からの貯蓄割合(50歳)】
- 平均:14%
- 5%未満:5.8%
- 5〜10%未満:10.6%
- 10〜15%未満:14.2%
- 15〜20%未満:4.4%
- 20〜25%未満:8%
- 25〜30%未満:3.1%
- 30〜35%未満:7.1%
- 35%以上:11.9%
- 貯蓄しなかった:35%
参考資料
- iDeCo公式サイト「iDeCo(イデコ)の加入資格・掛金・受取方法等」
- iDeCo公式サイト「かんたん税制優遇シミュレーション」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」
加藤 聖人