国税庁長官官房企画課「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、2022年の日本の平均年収は458万円。2020年は435万円、2021年は446万円でしたので、3年連続で上昇しています。

ただし、近年の物価上昇により、毎月の生活に余裕がない世帯も多いです。

そのような中で、働かずにお金がもらえる「不労所得」に憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。今の生活に「毎月5万円」の不労所得が加われば、生活がかなり楽になる人もいるでしょう。

そこで本記事では、「毎月5万円」の不労所得を得るために必要な資金をシミュレーションします。不労所得を得るための方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 不労所得「毎月5万円」を目指すには資金がいくら必要か

さっそく、不労所得を「毎月5万円」もらうために必要な資金をシミュレーションしてみましょう。

運用利回り別にみた、毎月5万円の不労所得を得るために必要な資金は以下のとおりです。

【写真3枚】1枚目/不労所得「毎月5万円」を得るために必要な資金(利回り別)、2枚目/投資信託の仕組み

不労所得「毎月5万円」を得るために必要な資金(利回り別)

出所:筆者作成

1.1 毎月5万円の不労所得を得るために必要な資金

利回り 必要な資金

  • 年利1% 6000万円
  • 年利2% 3000万円
  • 年利3% 2000万円
  • 年利4% 1500万円
  • 年利5% 1200万円
  • 年利6% 1000万円

資金を年率1%で運用する場合、6000万円あれば毎月5万円(年間60万円)の不労所得が手に入ります。一方で、年率6%で運用することができれば、毎月5万円の不労所得を得るために必要な資金はわずか1000万円です。

運用利回りは何で資産を運用するかによって決まるので、不労所得を得るための投資先がいかに重要かがわかるでしょう。

不労所得を毎月5万円得るために必要な資金を確認しましたが、そもそも不労所得を得るにはどのような方法があるのでしょうか。

次章で、不労所得を得るための代表的な方法を3つご紹介します。