6. 「国民年金(基礎年金)のみ」なら平均月額はいくら?

【老齢年金一覧表】国民年金の個人差・男女差

出所:出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

では、国民年金のみを受け取る場合はどうでしょう?

6.1 国民年金(老齢基礎年金)の受給額

〈全体〉平均年金月額:5万6316円

  • 〈男性〉平均年金月額:5万8798円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万4426円

6.2 【国民年金】受給額ごとの人数(1万円刻み)

  • 1万円未満:6万5660人
  • 1万円以上~2万円未満:27万4330人
  • 2万円以上~3万円未満:88万1065人
  • 3万円以上~4万円未満:266万1520人
  • 4万円以上~5万円未満:465万5774人
  • 5万円以上~6万円未満:824万6178人
  • 6万円以上~7万円未満:1484万7491人
  • 7万円以上~:178万3609人

自営業や専業主婦(夫)だった人など、国民年金のみを受け取る場合の平均月額は5万6316円でした。

まとめにかえて

今回は、2024年の公的年金額の改定や年金支給日について整理したあと、今のシニア世代が受け取っている年金月額に関するデータも紹介しました。

老後に受け取る年金は、現役時代の働き方などにより個人差が出ます。年金加入状況は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」でできるだけ早めに把握しておけたらよいですね。

住宅資金や教育資金とは異なり「いつから、いくらくらい」必要となるかが見えにくいのが老後資金のちょっとやっかいなところ。

iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)や新しいNISA制度などの活用を検討しながら、「預貯金+アルファ」で長期的な備えをしていけたら良いですね。

参考資料

吉沢 良子