3.2 公的年金等の源泉徴収票

2025年1月頃に送付される「公的年金等の源泉徴収票」にも、定額減税に関する記載がされているため確認しておきましょう。

公的年金等の源泉徴収票には、実際に所得税額から控除された減税額と、控除しきれなかった金額が記載される予定です。

2024年分 公的年金等の源泉徴収票 定額減税額の記載箇所

2024年分 公的年金等の源泉徴収票

出所:国税庁「公的年金から源泉徴収される所得税等の定額減税」

減税しきれなかった金額に関しては「調整給付金」という形で支給がされるため、実際に支給された調整給付金の金額と、公的年金等の源泉徴収票に記載された控除外額が同じであるかどうか確認しましょう。

4. 定額減税がされているか6月の支給日に必ず確認を

本記事では、年金生活者の定額減税について解説していました。

定額減税の対象である場合、年金手取り額が増額するため、物価高が続いている中では非常にありがたい制度といえます。

とはいえ、所得税と住民税では、減税限度額や減税実施の時期などが異なるため、混合しないようにしっかりと制度内容の理解しておけると、年金支給日に正確な減税額の確認ができるでしょう。

参考資料

和田 直子