現代の働き方に対する意識は変化しており、キャリアを見直し「今年こそ年収アップを目指したい」と考える人も多いでしょう。

年収の構成は、毎月の「給料・手当」と、年度末に支払われる「ボーナス(賞与)」が一般的です。

今回は、国税庁の最新資料をもとに、「年収600万円超~700万円以下」の男性給与所得者がどの程度いるのかを確認しましょう。

また、最近の平均年収の推移にも注目してみましょう。

1. 年収600万円超~700万円以下の「男性サラリーマン」は上位何パーセント?

国税庁が発表した「令和4年分 民間給与実態調査統計」によれば、2022年の給与所得者の総数は5077万6000人でした。

そのうち、年収600万円超~700万円以下の給与所得者は350万4000人で、これは全給与所得者の6.9%を占めています。

また、この年収レンジは全給与所得者の上位22.6%に位置しています。

年収600万円超~700万円以下の給与所得者を男性に限定すると、その人数は277万1000人に達し、男性給与所得者全体の9.5%に当たります。

さらに、この層は男性給与所得者の上位33.4%に入ることがわかります。