4. 【厚生年金・国民年金】日本の年金制度は2階建て
前項まで、2024年度の年金額改定や年金振込通知書の記載内容について簡単に整理してきました。
さて、現役時代に加入する年金制度は、働き方や立場によって変わり、それが老後に受け取る年金額を左右します。
「日本の公的年金は2階建て」などと例えられることがありますね。
1階部分にあたる国民年金の加入対象は原則国内に住む20歳~60歳のすべての人。2階部分にあたる厚生年金は、会社員、公務員などのサラリーマンが国民年金に上乗せして加入し、老後は国民年金と厚生年金の併給となります。
次では厚生労働省年金局が公表する「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、いまのシニア世代が受け取る年金額を見ていきましょう。個人差や男女差についても触れます。