日本証券業協会は、2024年4月に「NISA口座の開設・利用状況」を公開しました。

その結果、2024年3月末時点でNISAの口座開設数は170万件で、2023年3月末時点と比べて3.2倍となっています。

新NISAがスタートして6ヵ月が経過しましたが、自分と同じ年収の人がいくら積立しているか、気になる人もいるのではないでしょうか。

今回は、世帯年収別にNISAをいくら積立しているのか解説します。

記事の後半では、資産運用に関する意識調査についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 新NISAのポイント

NISA制度は、株式や投資信託などの金融商品に投資して得られた利益が非課税となる制度です。

【写真1枚目/全7枚】NISA制度のポイント。以降の写真では、複数のアンケート結果から「年齢別・年収別」新NISAの平均積立額などを紹介!

NISA制度のポイント

出所:金融庁「NISAを知る」

新NISAは、年間120万円まで投資できる「つみたて投資枠」と、年間240万円まで投資できる「成長投資枠」があります。

それぞれの枠で投資できる金融商品は、以下の通りです。

  • つみたて投資枠:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
  • 成長投資枠:投資信託や上場株式

つみたて投資枠で投資できる商品は、金融庁が設定した基準を満たしている投資信託に限定されています。

では、新NISAでいくら積立しているのか、年齢や年収に分けて確認しましょう。