いきなり!ステーキ事業が急成長
ステーキ店「いきなり!ステーキ」が人気のペッパーフードサービス(3053)は、主にペッパーランチ事業(PL事業)、レストラン事業、いきなり!ステーキ事業(IS事業)の3事業から構成されていますが、中でもIS事業が急成長を見せています。
同社は、国内ではIS事業の急拡大、海外ではPL事業のフランチャイズ(FC)展開が順調に進展するなど、非常に良好な事業サイクルが回っている状態です。また、IS事業拡大の余地はまだ残されていると言えるでしょう。
2017年12月期は大幅な増益に
同社の2017年12月期業績は、売上高362億円(対前年度比+62%増)、営業利益23億円(同+140%増)、親会社株主に帰属する当期純利益13億円(同+133%)と、増収および大幅な増益を達成しています。
大幅な増益の推進力は、73店舗増加したIS事業の拡大です。IS事業単体では売上高270億円(同+92%増)、セグメント利益25億円(同+200%増)と、著しい伸びを見せています。
また、PL事業も売上高70億円(同+19%増)、セグメント利益13億円(同+21%増)と増収増益を達成。海外でも着実な伸びが見られます。
なお、これまでIS事業は直営店主体での事業展開でしたが、当期よりFC展開を本格化。新規出店予定200店のうち、直営が80店、FCが120店という出店計画となっています。
FC店中心の大量出店で成長を目指す
ステーキ市場に新風を巻き起こした「いきなり!ステーキ」の勢いは衰えを見せていませんが、同業が類似店舗の出店を開始するなど、競合も現れつつあります。
今後は、FC展開を加えた大量出店を継続的な利益成長に繋げることができるのかに注目したいところです。
本稿は「個人投資家のための金融経済メディアLongine(ロンジン)」記事のダイジェスト版です。全文は以下からどうぞ(有料記事)。
>>【いきなり!ステーキ】ペッパーフードサービス(3053)はFC店中心の大量出店で成長を目指す
LIMO編集部