2. 【新NISA】つみたて投資枠と成長投資枠の特徴
新NISA制度における、つみたて投資枠と成長投資枠の特徴はそれぞれ以下のとおりです。
2.1 つみたて投資枠
つみたて投資枠は、文字通り「積立投資」で利用できるNISA制度です。
多くの証券会社には、毎月・毎日など定期的にあらかじめ定めた金額で投資信託を買い付ける「積立投資」というサービスがあります。
つみたて投資枠は、この積立投資を利用して枠を消費するのが基本です。
つみたて投資枠では、金融庁が認める「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」にのみ投資が可能です。
2024年5月26日現在で、投資信託281本、ETF8本が該当し、株式へ投資するインデックス投信が中心となっています。
なお、つみたて投資枠は年間120万円、1月あたりにならすと10万円まで適用可能です。
年数をかければつみたて投資枠だけで1800万円の枠を使い切ることもできます。
2.2 成長投資枠
成長投資枠は、積立投資にもスポット投資にも利用できる制度で、まとまった資金を一括投資するときなどには便利です。
こちらは、投資信託・株式・REIT・ETFなど幅広い資産に投資ができます。
海外株やETFを扱っている証券会社なら、海外資産も充当できます。
こちらは年間240万円、1月あたりにならすと20万円まで利用可能です。
一方で総額1200万円という上限があるため、成長投資枠だけではNISA全体の投資枠1800万円を使い切ることはできません。