2. 年齢で平均年収は変わるのか
続いて年齢による平均年収の違いも確認します。年齢階層別かつ男女別の平均年収は次のとおりです。
基本的には年を重ねるほど平均年収が伸びていきますが、50歳代後半でピークを迎えると60歳代からは年収が下がっていきます。
60歳ごろになると役職定年を迎える人も多く、これに伴って給与が下がるケースがあるため、その結果を反映したものと考えられます。
男女別で見てみると、男性は50歳代後半のピークで年収は700万円に到達しますが、これに対し女性は年齢に応じて上昇していくような傾向はみられませんでした。
3. 業種別で平均年収に差はあるか
平均年収は業種別でも差があるのでしょうか。
国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、業種別でもっとも平均年収が高いのは電気・ガス・熱供給・水道業の747万円でした。
反対に最も平均年収が低かったのは宿泊業・飲食サービス業の268万円となっており、もっとも平均年収が高い業種とは約500円の差があります。
もし転職などで年収アップを図りたいなら、業種選びも重要なポイントとなってくるでしょう。
では、年収を上げるために自身で気を付けられるポイントはあるでしょうか。
現役ファイナンシャルアドバイザーで、転職経験者でもある筆者の経験から「年収アップのポイント」をご紹介します。