4. 年収がアップする3つのポイント
ここからは、年収がアップする3つのポイントをご紹介します。
4.1 正社員で働く
ご覧いただいたように、正社員と非正規では平均年収に300万円以上差が出ます。
また、福利厚生などを考慮した場合も正社員のほうが有利になることがあるので、特別な事情がない限りは正社員で働くことが望ましいでしょう。
事情があって非正規という方でも、昨今では在宅勤務の企業もあります。
「転職サイト」や「転職エージェント」を活用すると、希望条件に合わせて求人を探してくれるので転職活動がぐっと楽になるはずです。
4.2 できるだけ長く働く
日本の企業は実力よりも勤続年数に伴って給与が上がる傾向があります。
このため、できれば同じ企業に長く勤めるようにした方が収入アップが狙えます。
しかし、一概に長く働いていればいいわけではなく、知識や特殊な技能を評価してくれる会社もあります。
ご自身にスキルがあるのであれば、知識や技能を活かせる会社に転職するのも選択肢の一つとして考えるといいと思います。
4.3 年収が高い業種を選ぶ
統計を見ると、業種による年収格差が歴然です。
自分自身がやりたいことと自分自身が目指している年収に乖離があるかもしれませんが、年収をアップさせたいのであれば、若いうちに平均年収が高い業種にキャリアチェンジしてしまうのもアリ。
また、若いうちに転職することで将来を見据えて豊富な知識を身に着けることもできます。
年収アップのためだけでなく、自分の将来のためにも転職を目指すことは挑戦する価値があるかもしれません。
5. まとめにかえて
今回は日本の平均年収を見ながら、年収アップのためにできることを考えてきました。
日本の平均年収は、2022年時点で458万円です。
しかしこれは非正規を含んだ数値で、正社員だけに絞ると523万3000円となっています。
また、平均年収は雇用形態だけでなく年齢や業種によっても大きく異なることが分かりました。
思うように賃金が上がらない昨今、年収アップのために転職活動も視野に入れてみるとよいでしょう。
参考資料
筒井 亮鳳