2024年からNISA制度が新しくなった「新NISA」がスタートしました。
今まで資産運用を行っていなかった方々のなかにもNISA制度の変更で、資産運用に興味を持ったり、これから始めようと考えている方がいるかもしれません。
そんなNISAをはじめとする積立投資は、子育て世代のママ友間でも話題となっているようです。
本記事では、ファイナンシャルプランナーである筆者のもとへと実際に寄せられたNISAの質問について詳しく回答していきます。
今回は、ママ友との会話のなかでうまれた質問です!
1. 質問者のプロフィール
〈質問者〉
Y.Fさん
女性/パート職員/40歳
〈家族構成〉
会社員の夫、小学二年生の娘、幼稚園の娘と4人暮らし
〈相談内容〉
パートで週4日働いています。月収は10万円くらいです。
今まで、この月収は生活費として使っていました。ですが最近、ママ友から噂で聞いた非課税で資産運用ができるNISAに興味を持っています。
まずは、月収のうち一部を資産運用に回すことを検討中です。ただ、夫が資産運用に反対しています。
私の月収のうち投資できるのは毎月2~3万円と少額投資だし、それならわざわざ手間をかけてまで運用しなくてもよいのでは……と言っています。
このまま何もせず、資産運用をしなくても良いのでしょうか。
次の章から、現役FPである筆者の回答を公開していきます。
2. 「このまま何もしていなくて良いのでしょうか。」の回答
旦那様は、少額投資はあまり意味がないとおっしゃっているようですが、長期的に積立投資を行えば大きくお金が増える可能性があります。
たとえば、パート収入の一部である月3万円を資産運用に回したときに期待できる成果をシミュレーションしてみました。
2.1 積立投資シミュレーション:月30万円✕30年間✕年率5%
- 元本:1080万円
- 運用収益:1417万円
- 合計:2497万円
現時点の40歳から30年間積立投資をすれば、年率5%の運用で2497万円までお金が増える計算です。
投資した金融商品から得られる利益が非課税となるNISAを使えば、2497万円の大半は質問者様のお金となります。
老後のお金として残しても、自分の余暇に使っても、人生を豊かにする大きな資産となるでしょう。
また、旦那様は資産運用スタートまでの手間をネックに思われているようですが、NISAの利用開始までの手続きは、最短申し込み当日に取引できるようなものです。
最初に証券会社で口座を開設し、積立投資の設定をしてしまえば、あとは基本的に長期間何もしなくても問題ありません。
質問者様がするべき手続きは、以下の3つだけです。
2.2 ネット証券で口座を開設する
NISAの利用には、銀行や証券会社などにNISA口座を開設する必要があります。
積立投資初心者の方は、手数料が安くポイントが貯まりやすい、SBI証券や楽天証券など大手ネット証券からから選ぶのがおすすめです。
すべてインターネット上で手続きが完了します。
2.3 資産運用を行う商品を選ぶ
比較的リスクが低く商品仕組みが分かりやすい、インデックス投資信託から商品を選びましょう。
「信託報酬」と呼ばれる手数料が低く、買付ランキングで上位に並ぶような人気商品であれば初心者の方でも選びやすく、安心して購入することができます。
2.4 積立投資の設定をする
インターネット上で、毎月3万円を自動買付する設定を行いましょう。一度設定したら、基本的にほったらかしで大丈夫です。
何もせずに、資産運用を行わないと、大きく増える運用利益を逃してしまう可能性があります。ぜひ資産運用を始めてみましょう。
次の章では、妻が働くことのメリットについて考えてみました。
3. 【解説】専業主婦(夫)が働く、資産運用をすることの重要性・メリット
専業主婦(夫)が働くことや資産運用することのメリットを確認していきます。
パートナーからすると、専業主婦(夫)がパートで短時間働くことや資産運用を行うことでは、大した金額にはならないと感じる方もいるかもしれません。
しかし、専業主婦(夫)が働きながら資産運用を行うことは、単に家計にとってプラスになるだけではないのです。
専業主婦(夫)の将来の可能性を大きく広げることになります。
3.1 <専業主婦(夫)が働くことや資産運用を行うメリット>
- パートナーが働けなくなった時の保険の役割を果たす
- 世帯分の老後資金準備に余裕ができる
- パートナーに経済的に依存する必要がないので、万が一の時も離婚しやすい
- パートナーと教育方針で意見が割れたときも、自分のお金で子どもの教育資金を援助してあげる選択肢もある
- 自分自身のレジャー費が増える
このように、専業主婦(夫)が自分で収入を得て、それを使って資産運用を行うことで互いにしっかりと経済的な自立できます。
経済的自立ができれば、パートナーが病気やけがで働けなくなった時も安心です。
また、万が一の時もお金の心配をせずに離婚できます。選択肢のひとつとして、あるに越したことはないでしょう。
月10万円の収入で3万円しか資産運用できなかったとしても、そのお金によってパートナーの「将来の自由度」が大きく変わる可能性があります。
ぜひ積極的に資産運用にチャレンジしてみましょう。
4. まとめ
2024年からスタートしたNISAによって、今までお金の話題は多少タブー視されていたママ友間でも、資産運用が話題に出るようになりました。
今回みてきたように、少額でも長期間運用を続ければ、大きくお金が増える可能性があります。
また、NISAの手続きは、投資初心者であっても問題なく行えると思います。
今回ご質問をいただいた女性と同じように資産運用を迷っている方は、経済的自立の第一歩として、ぜひNISAにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

