【定額減税】そもそも減税しきれなかったらどうなる？各自治体が手探りで進める「調整給付金」をチェック減税される金額の計算式や時期についても詳しく解説

2. 定額減税の金額目安や実施時期・方法は？

今回の定額減税では、以下の通り減税されます。

納税者本人と、同一生計配偶者または扶養家族1人につき3万円（住民税1万円も加えると4万円）

2024年分の所得税や個人住民税について、納税者やその同一生計の配偶者・扶養親族1人につき、所得税から3万円、住民税から1万円が控除されます。

ただし、給与収入で2000万円以下（合計所得金額1805万円以下）の場合などの要件があります。

例として、合計所得金額が1805万円以下で同一生計配偶者1人と扶養親族2人の4人世帯の場合をシミュレーションしてみました。

つづいて、所得税について減税方法を確認していきましょう。

所得税の減税時期は2024年6月以降に受け取る給与や賞与で、源泉徴収される所得税（復興特別所得税含む）から控除されます。

控除できない場合、翌月以降2024年中に支払われる給与や賞与から控除されます。

【写真全3枚中2枚目】定額減税のイメージ

個人住民税は2024年6月分は徴収されず、1万円を引いた残りの金額を2024年7月から翌年5月までを11ヶ月で割った金額が徴収されます。

次の章では、公的年金の受給者や事業所得者のケースをみていきましょう。