2. 「スマホを持っているだけで受信料が発生」はウソ?改正後のNHK受信料について

【写真2枚】1枚目/NHK報道資料「改正放送法の成立について」、2枚目/NHKの放送を受信できる設備(例)

NHK報道資料「改正放送法の成立について」

出所:NHK「改正放送法の成立について」

NHKは今後、スマートフォンやPCなどでの視聴者もテレビと同等に位置付け、NHK受信料を徴収することを表明しています。

つまり、テレビを持っていなくても、スマホでNHKのネット配信を視聴する場合は、新たな受信契約が必要になるのです。

留意点として、スマートフォンやPCを持っているだけでは、NHK受信料の支払い義務は発生しません。

「ネットのみ」でNHK受信料が発生するのは、アプリをダウンロードしIDを取得するといった、視聴のための一定の手続きをした場合に対象となる見込みです。

上記の対象については明確に発表はされておらず、現在NHKにて検討を進めているとのこと。

なお、すでにNHKの受信料を支払っている場合は、新たにネット配信を視聴した場合でも追加の負担はありません。

NHKのネット配信を視聴し、支払いの義務が発生した場合の受信料は、現在の地上契約と同水準である月額1100円になる見込みです。

さて、本章では、ネット配信のNHK受信料について解説していきました。

ネット配信を視聴していなければ、原則NHK受信料を支払う必要はないと説明がされていますが、テレビを所有しておらずネット配信を見ていない人でも受信料の請求が発生するケースもあります。

次章で詳しく見ていきましょう。