3. 《年齢別》厚生年金の平均受給額
次に、厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、65歳から79歳までの、厚生年金の各年齢における平均受給額を見ていきましょう。
厚生年金の平均受給額は、全体で14万3973円です。男性では16万3875円、女性では10万4878円となっています。
65歳から79歳までの各年齢における平均受給額は以下の通りです。
- 65歳:14万3504円
- 66歳:14万6891円
- 67歳:14万5757円
- 68歳:14万3898円
- 69歳:14万1881円
- 70歳:14万1350円
- 71歳:14万212円
- 72歳:14万2013円
- 73歳:14万5203円
- 74歳:14万4865円
- 75歳:14万4523円
- 76歳:14万4407円
- 77歳:14万6518円
- 78歳:14万7166円
- 79歳:14万8877円
厚生年金の平均受給額は、年齢により若干異なりますが、おおよそ14万円〜14万9000円程度となっています。なお、この金額には国民年金も含まれています。
4. まとめにかえて
65歳から79歳の平均年金受給額は、国民年金が5万5000円〜5万8000円程度、厚生年金が14万円〜14万9000円程度です。
ただし、この金額は支給額(額面金額)であり、実際には保険料や税金が差し引かれるため、振り込まれる金額は減額されたものになります。そういった金額で、生活費をカバーするだけでなく、病気や介護などに必要な費用を捻出できるでしょうか。
年金だけで足りない部分を、貯蓄などの年金以外の方法でカバーできるよう、ライフスタイルやご家庭の状況に合わせた老後資金の準備方法を考えてみましょう。
参考資料
木内 菜穂子