新NISAへの興味関心が高まる中、生命保険や損害保険の営業だけでなく、株式や債券、投資信託といった有価証券にも対応できるように証券外務員資格を取得し、IFAとしてキャリアチェンジをする人が増えているようです。

IFAとは現在日本で注目されている個人向けの資産アドバイザーであり、独立系ファイナンシャルアドバイザーとも呼ばれます。

今回は、生命保険営業からIFAへと転職した3人の体験談についてご紹介していきます。

1. キャリアチェンジの理由【その1】元保険営業がIFAを選んだ理由

1人目にご紹介するのは、外資系保険会社と保険代理店で勤務経験のある30代男性です。

つみたてNISAが始まってしばらく、2018年から19年くらいまでは生命保険を活用した資産形成の提案は受け入れられていましたが、2020年に入り、コロナ禍でお客様の資産形成の意識が大きく変化したことで一変。それ以前と比較して、つみたてNISAに触れない提案は成り立たなくなったようです。

そのことで今後への不安を感じ、保障と有価証券の両方を扱うことができるIFAへキャリアチェンジすることを決断したそうです。