2. 年収400万円台の世帯の貯蓄額はいくら?

同じ年収400万円台でも、現役世代と公的年金を受け取る世代では、貯蓄額も異なるでしょう。

年収400万円台の方の貯蓄額を、二人以上の世帯と現役世代に分けて確認します。

2.1 貯蓄額

年収400万円台の貯蓄額を二人以上の世帯と勤労世帯で確認します。

まず、年収400万円以上450万円未満のレンジで確認しましょう。

  • 二人以上の世帯:2120万円
  • 勤労世帯:875万円

貯蓄額に約2.4倍の差がありました。

次に、年収450万円以上500万円未満のレンジで確認しましょう。

  • 二人以上の世帯:1714万円
  • 勤労世帯:987万円

勤労世帯では、貯蓄額が1000万円に満たない結果となりました。

では、金融資産の構成割合を確認しましょう。

3. 【年収400万円台前半世帯】金融資産の内訳

2人以上の世帯における金融資産の構成割合は、年収400万円以上450万円未満のレンジだと以下の通りです。

  • 通貨性預貯金:32%
  • 定期性預貯金:31%
  • 生命保険など:19%
  • 有価証券:17%

預貯金が全体の6割を超える結果となりました。

続いて勤労世帯における金融資産の構成割合は、以下の通りです。

  • 通貨性預貯金:44%
  • 定期性預貯金:23%
  • 生命保険など:22%
  • 有価証券:8%

それぞれの世帯における金融資産額

それぞれの世帯における金融資産額

出所:総務省統計局「家計調査(貯蓄・負債額)」を元に筆者作成

次章では、年収450万円以上500万円未満のレンジで確認しましょう。