4. 「投資信託」という方法も

投資信託とは、運用のプロが債券や株式などさまざまな商品や地域などに運用してくれる金融商品です。

さまざまなタイプがありますが、毎月の収入を得ると考えると「毎月分配型」の投資信託になるでしょう。

毎月分配型で注意したいのが、実際には利益が出ていないのに分配金を支払うケースがあること。その場合、基準価格に影響が出て、目先の分配金は期待できても将来の資産が目減りする場合があります。

たとえば元本に対して月に1%程度の分配金がでれば年間約12%の利回りとなり、年間360万円の不労所得のためには、元本は3000万円必要となります。

ただこちらも商品によって差は大きく、市場の状況によっては分配金が減ることもあります。

きちんと投資信託の仕組みを理解してからはじめることが大切でしょう。


どれもリスクがあったり、元本が多かったりして、不労所得を作ることは意外と難しいと感じられた方もいるかも知れません。

今回は月30万円で見てきましたのが、年金額の不足部分に絞って準備すると考えると、案外手の届くものもあるのではないでしょうか。

不労所得とは、いわば毎年の収入を上げる仕組みづくりです。ご予算やご自身のリスク許容度の中で、安心して長く継続できるものを選択することが重要です。

はじめての資産運用の場合には充分に理解した上で始められることをおすすめします。「将来を考えるとワクワクする」そんな資産運用との出会いを探してみてはいかがでしょうか。