2. 比較的低リスクの「債券」
不動産投資はハードルが高めに感じた方も多いと思います。
比較的低リスクで、富裕層の多くが好む金融商品は「債券」です。
債券は国や企業などへお金を貸している期間、利息がもらえる仕組みの金融商品です。
メリットとしては、資金の計画が立てやすいという点があります。債券の期間(貸している期間)と利率(もらえる利息)があらかじめ決まっているため、自分の条件にあったもので選択すると資金計画を立てやすいでしょう。
また、債券の発行体(お金を貸している相手)が債務不履行にならない限り、満期時に元本が返ってきます。
一般的にみれば、他の金融商品に比べると低リスクとも言えます。
しかし金利状況にもよるものの、低リスクな分、大きなリターンにはなりにくいというデメリットがあります。
仮に2%の社債で月30万円の不労所得を得ようと思うと、元本は1億8000万円が必要になります。
元本からしても、債券での不労所得を作ることができるのは一部の人に限られるでしょう。
執筆者
防衛大学校、デザイン専門学校卒業後、大手ハウスメーカーを経て、2012年プルデンシャル生命保険株式会社に入社。8年間、個人営業に携わり卓越した営業成績を残す。営業管理職として採用や部下の育成に尽力し、社内研修ではパネラーに選抜される。社外セミナー講師経験あり。表彰歴多数、2015年度MDRT会員。その後、株式会社GA technologiesに入社、不動産営業を経験後、現在は個人向け資産運用のサポート業務に従事。住宅購入のアドバイスから老後の生活設計まで、人生にかかるお金の相談を強みとしている。証券外務員1種を保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
経歴と保有資格
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
得意ジャンル
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児のひとり親。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年8月20日更新)。